ひとを育む地域づくりを進めるために ~コーディネーターの役割を描く~
日時:7月9日(日)14:00-17:00
講師:高崎経済大学 櫻井常矢教授
場所:沖縄国際大学
参加人数:54人
講座の概要
今年も地域コーディネーター養成講座「ぎのわん地域づくり塾」が開講しました。沖縄国際大学で開かれた第一回の公開講座には、自治会、民生委員、企業、社会福祉協議会、大学、学生、市民、行政など、地域づくりに熱意を持った54名の参加がありました。櫻井先生の迫力のある講義と、参加者同士のグループディスカッションで会場は大いに盛り上がりました。
第1回目は、地域づくりとコーディネーターの役割を理解するための講座です。なぜ地域づくりが必要なのか、どのように行うのか、コーディネーターの役割等、実際の事例を交えて、講義していただきました。あっという間の100分間でした。
~以下、櫻井常矢教授 講話より~
- 地域の暮らしに難しい課題が増えてきた。行政だけでは解決できない、地域の課題を解決するために地域づくりが重要になっている。
- 自分たちだけでは解決することが難しい課題に対して、他所と連携することが求められている。
- 地域づくりは、事業活動のことではではなく、事業活動までのプロセス。話し合いの中から地域の課題を明らかにしていくプロセスが大事。
- コーディネーターは、事業活動の主体ではない。解決できる人・団体・情報のつなぎ役。アンテナの高さとネットワークが必要。
- コーディネーターの役割は、地域の人が活躍できる場面(出番)をつくること。承認すること。人々が自らの力で頑張ろうとすることに、気づきを与え、誇り、こだわりを育む。そのために、地域の人達が、話し合い、考え、一緒に悩む環境
をつくることが大切なところ。
塾生の声
- 大変面白く勉強させていただくことができた。実践例をたくさん聞くことができたため、自分にもやれるかも、と勇気をもらいました。
- 皆の先頭に立って引っ張っていくのが地域づくりだと思っていたが全く違い、なんだかホッとした。
- コーディネーターは課題解決をするわけではなく、つなげる役割だと感じることができた。
- 解決法をすぐに求めてしまうことが多いので、プロセス重視は目から鱗でした。
- やる気がどんどん湧いてきました。