第2回 地域づくり実践の現場から学ぶ~嘉数区の地域課題と実践を知る~
日 時:2019年8月3日(土)9:30-15:30
講 師:嘉数区自治会長 伊波 稔 氏
ゲスト:学校地域コーディネーター 新垣 真弓 氏
場 所:嘉数小学校地域連携室(すなわいルーム)
講座の概要
第2回講座は、部屋の四隅を使い、塾生同士で自己紹介を行いました。次に、モデル地域である嘉数自治会区域の状況、自治会活動、地域課題について、自治会長の伊波稔氏にお話し頂き、学校地域コーディネーターの新垣真弓氏からは、活動報告や嘉数の子どもたちの様子が紹介されました。そして、チームごとに、今後取り組むテーマを決定しました。
嘉数区の概要、歴史、自治会活動 伊波稔氏
○嘉数区の人口は3,662人(1605世帯)
○自治会加入率26% 高齢化率20%
○風水を用いて作られた町で狭い道が多い。
○築年数の浅いアパートがある。
○唯一公共交通が通っていない。
○那覇市や北谷町のベットタウン。
○人口が増えて、畑は住宅地になっている。
○嘉数自治会で活動している団体は、てぃがねー会(ボランティア)、ゆうゆうの会(ミニデイ)、子ども育成会、青年会、老人会などがある。
嘉数自治会の困りごと
- 嘉数高台公園の活用
1000本の桜の植栽を行っている。将来桜の名所になる。どう観光客を呼び込めるか。 - 持続可能な平和学習
現在3名の平和の語り部がいるが、高齢化している。語り部を育成していく。 - 高齢者の見守り
公民館は傾斜が強いところにある。車がない、歩けない方、の見守りをどうするか。移動をどうにかできないか。
学校地域コーディネーターの活動から見えてくる子どもの課題 新垣真弓氏
- 地域学校協働活動推進事業に基づいて、コーディネーターとして活動している。
- 嘉数小学校 859人
- 小学生の特徴として、物おじしない、素直で元気な子どもが多い。挨拶が上手。
- 子どもたちが安心して過ごす居場所が必要。
- 嘉数小学校区に児童センターがない。
- 共働き家庭が多い、放課後一人で過ごす子どもが多い。
チームで取り組む課題を選ぶ
伊波会長と新垣さんから挙げられた課題の中から各チームで取り組むものを選びました。
その後、選択した地域課題の「困りごと」「原因や背景」「これから調べること」を付箋紙に書き出し、話し合いました。
各チームの選択した地域課題
【A】嘉数高台公園の活用
【B】子どもたちの居場所
【D】嘉数高台公園の活用
【E】子どもの居場所/嘉数高台公園の活用
【F】嘉数高台公園の活用
参加者の声
- 嘉数という地域の成り立ちを知ることで、より実効性のある提案ができる気がした
- 嘉数区の課題や活動を支える連携団体を知ることができた
- 「困りごと」「原因や背景」「これから調べること」を考えることで具体的に考えることができた