スキルアップ講座「企画」の立て方とファシリテーション
日 時:2019 年8 月28 日(水)18:30-21:00
講 師:まちなか研究所わくわく事務局長 宮道喜一氏
場 所:沖縄国際大学 3105 教室
参加者:塾生22名、一般 8名
講座の概要
今回の講座は、スキルアップ講座として、「企画」の立て方とファシリテーションについて学びました。4 期生以外にも社会福祉協議会などからの参加もありました。これまでに経験した「嫌だなぁと思う会議の場面」について各チームで出し合い共有しました。そして、話し合いの進め方、ファシリテーションの基礎について、学びました。最後に、印象に残ったことやチームの中で大切にしたいことを話し合いました。
最終発表に向け考慮すること
●限られた「資源」の中、「誰」と「どのような機会」を持ち進めると実現できるか。
●企画の6W2H(ニーズ:なぜ、誰のために、どこまで。手法:何をどのように、いつ、どこで。資源:誰が、いくらで。)
●プレゼンテーションは、相手の判断を助ける情報のプレゼント。
<ファシリテーションの基礎>
〇対話による、共有、共感があって、はじめて協働、共創することができる。
〇人は、集い、関わることで「自主性」や「主体性」が生まれ「当事者意識」が芽生える。
〇話し合いの場における「ファシリテーション」は参加や発言、相互交流がしやすい状況をつくること。
〇ファシリテーターは、そんな状況が生まれるような準備、場づくりをし、進行する人。
〇共有→拡散→混沌→収束→共有という話し合いの段階があり、拡散の幅が広がることで、参加者の納得度が高まる。
〇会議の機能には、「伝達」「調整」「創造」「決定」がある。
〇ファシリテーターの役割は時間内で進行し、参加を促し、到達目標を達成すること。
〇ファシリテーターはよく聴く、信頼関係をつくる、中立の立場で進行する、多様な視点を受け入れる、等が大切。
基礎スキル
〇場の雰囲気づくり―会場レイアウト、音楽、お菓子の準備など安心して話せる場。
〇書くこと―見える、残る、プロセスの共有。
〇聴くこと―小さい声も受け止める。沈黙を恐れない。問いをなげかける。
〇収束のプロセス―分類、整理する、選択肢を作り、評価をしていく、中間での振り返りで整理する。
〇振り返り―どこまで到達し、何を積み残したのかを確認する。
受講生の声
〇ファシリテーションの基礎を学ぶことができた。今後の活動に活かしていきたい。
〇「聴く」ことの重要さを学習した。
〇意見を振り返りながら、最後に眺めてみることの大切さを学んだ。
〇場の雰囲気作りも勉強になった。
〇議事録の大切さを再確認した。